サヤ取り注文成功のコツ 決済は逆張り

サヤ取り注文成功のコツ 決済は逆張り

仕掛注文の場合は、順張りでやるとうまくいきやすいという説明を前回しました。今回は逆の決済注文のパターンです。決済注文の順番は逆張りが基本になります。

サヤ取りをこれから始められる方は、縮小・拡大というものはどういうものかを確認しながらやっていきましょう。今ここに書いてある事が理解できなくてもあまり気にしないで下さい。ここで書いてあるのは「利益を更に増やすテクニック」です。

慣れてから覚えても良い部分ですので気楽に読んで下さいませ。

上げ相場の時

決済注文を出すときに方向性が上昇気味であれば、以下のような順番で注文を出します。

サヤ取り コツ

売り注文を成立させてから買い注文を成立させるという流れになります。

流れを為替売買で置き換えて説明するとこうなります。

  • 仮定:豪ドル買い予定:現在値80円調度、英ポンド売り予定:現在地140円
  • 相場全体は上げ相場気味
  • 英ポンド売り決済⇒140.10円で成立
  • 豪ドル買い決済⇒80.20円で成立
  • 上げ相場が続いていれば、英ポンド決済の後に豪ドルの買い決済をする頃までには少し相場が上昇している可能性が高い。その「少し上昇」した分だけ決済利益が増える。

仕掛注文の時とは、全く逆になります。

「仕掛注文は順張り、決済注文は逆張り」

こう覚えておくとよいとおもいます。

下げ相場の時

下げ相場の時の決済注文は先程の逆のパターンで注文を出します。

サヤ取り コツ

買い注文を成立させて売り注文を成立させます。買い注文の次の売り注文を出すまでに相場が下げている可能性が高いので、成立値が有利になりやすくなります。

サヤ取りだかこそ小さな工夫が生きる

サヤ取りは、小さな利益の積み重ねがとても重要となる投資法です。他の投資法は比較的大雑把な売買で問題はないのですが、サヤ取りは少し細かい配慮やテクニックが必要となります。

とはいっても、ここで書いてある事が理解出来ないかたサヤ取りでは儲けられない・・というものでもありません。サヤ取りで儲けるための基本を押さえた上でここでのテクニックを使っていけば、利益を更に増やしていけるはずです。

少しづつでよいので、この辺の事は慣れていかれて下さいませ。