サヤ取り注文成功のコツ 仕掛けは順張り

サヤ取り注文成功のコツ 仕掛けは順張り

サヤ取り注文を出来るだけ有利に行なうためのコツをご紹介します。

まずは仕掛注文の場合です。仕掛注文を有利に成立させるためには「順張りの流れに乗った出し方」が有効です。

私の経験上、ここでのコツを使って注文をしていけば、10回中6回くらいは少しくらい有利に注文を成立させられると思います。

上げ相場の時

注文を出すときに方向性が上昇気味であれば、以下のような順番で注文を出します。

サヤ取り コツ

図にしてわかり易く・・と思ったのですがちょっと混乱させたらごめんなさい。やる事は簡単です。

買い注文⇒売り注文の順番です。上げ気味で推移している時にはまず「買い注文を成立」させておきます。その数秒後に「売り注文」を成立させます。通常であれば、この数秒の間に値が少し動きますが、上げ気味の相場であれば「上昇する可能性が高いため、売り注文の成約も高値で出来やすくなります。

流れを為替売買で置き換えて説明するとこうなります。

  • 仮定:豪ドル買い予定:現在値80円調度、英ポンド売り予定:現在地140円
  • 相場全体は上げ相場気味
  • 豪ドル買い⇒80.10円で成立
  • 英ポンド売り⇒140.20円で成立
  • 上げ気味の相場が継続していれば、英ポンドの売りが成立している頃には豪ドルの買いポジションに利益が少し乗っていて有利な状況が作れる。

大体こんなイメージです。上げ相場の流れが変わらないうちに注文を成立させるのがポイントです。これをうまく出来るようになると、作ったばかりのポジションに利益が乗り易くなります。

下げ相場の時

下げ相場の時は先程の逆のパターンで注文を出します。

サヤ取り コツ

下げ相場では「売り注文」から出します。その後に「買い注文」を出します。

まだサヤ取りの注文をだしたことがない方で、ここの文章を読んでいるだけだと多分意味がわからないかもしれません。図に書いたり、実際の売買値を入れたりしながら覚えておくと良いと思います。

注文を出すようになってから見直す

サヤ取りを実際に始めると「少しでも有利に注文を成立させたい」と誰もが思うようになります。私自身が実際にそう思っていました。でも、教科書には「成行注文で出せばいよい」「成立値が少しくらい不利になっても気にしなくて良い」などと書いてあります。

確かに、ちょっとくらい成立値が不利でもサヤ取りで利益は出せます。

でも、成立値が有利に出来ればもっと利益が出せますよね。ここのテクニックはそういう時に使うものです。あくまで、サヤ取りの基本を押さえた上で使用するものだという部分にご注意くださいませ。

皆さんが、実際に注文を出すようになってからここを読み直しても良いかもしれません。私今でもサヤ取りの注文を出すときはこの辺のテクニックを使っています。