サヤ取りのタブーとすべき事

サヤ取りのタブーとすべき事

サヤ取りの組み合わせ探しにタブーはありません。先入観をもたずに取り組まれてください。

グットペア探しのコツを6つのポイントにまとめてみました。3つ目のポイントは「やる前に考えない」です。

やる前に考えない

「●●と●●は駄目だろう」

「●●と●●は難しい気がする」

前回まで、サヤ取りの良い組み合わせを「情報」や「理由」で考えてはいけないという話しをしました。人によっては、逆に上記のような「駄目な組み合わせ」をあれこれ考えてしまう方もいます。

これも、やらないで下さい。

サヤ取りに使える組み合わせかどうかは、シュミレーションをやるまではわかりません。駄目な組み合わせをやる前からみつけるのは初心者にはちょっとむずかしいのです。

そもそも、ここで頭を使う必要はありません。

「シュミレーションやる前に考えないで下さい」

組み合わせにタブーはない

サヤ取りの組み合わせに事前に「駄目だ」と予め省けるようなものはほとんどありません。確かに、何十もの組み合わせをやっていって慣れた後であればグラフを見ながら「この”うねり”とこの”うねり”じゃあ駄目かも」という感覚は出てきます。

でも、まだ数回程度ではこの感覚もなかなか当てにはなりません。

「サヤ取り組み合わせにタブーはない」

これを頭の中に入れておきましょう。

これは、英ポンドと豪ドル×2の組み合わせだけでなく、私の過去のサヤ取り経験からもこの辺ははっきりしています。

「東洋建設とユニチカ」

「大同工業と東洋インキ」

私が「株式サヤ取り」をやった際の実際の組み合わせの一例です。業種や資本系列などは全く関係無い組み合わせの方が、実際に利益が出せました。

  • 「トヨタとホンダ」
  • 「東京電力と関西電力」
  • 「ソニーとシャープ」

などは、サヤ取りを表面だけかじった人がよく持ち出す組み合わせです。なんとなく関係のありそうな組み合わせなので、誰もが「サヤ取りできそう」などと考えてしまうのです。

現実は全くその逆です。こういう組み合わせは、サヤの周期性が小さく、素人では利益が出せないものばかりです。こういう具合に頭の中だけで思いついた組み合わせはうまくいかないものが多いのです。

FXでも、事情は全く同じです。

実際にサヤ取りの組み合わせを作る際は、この辺を充分に考慮してやられてください。軸通貨を決めたらあまり考えずに機械的にやっていきましょう。

簡単そうでしょ。

しかも、これが結構楽しいのです。

まとめ

「やる前に考えない」

私も含めて、始めるまでがいろいろと考えてしまって時間をかけたりしてしまいます。この後から考えると本当にもったいないんですよね。

やる前に考える必要なし・・でいきましょう。

為替サヤ取り入門 目次