実際のサヤ取りペアの探し方

実際のサヤ取りペアの探し方

実際にサヤ取りの組み合わせを探している方法をご説明します。

前回の「サヤ取りの組み合わせに理由はいらない」の続きです。今回は実際に売買に使用したレポートでも書いている「豪ドル×2と英ポンド」の組み合わせを元にお話しさせて頂きます。

英国連邦・・・とは関係ない

「豪ドルと英ポンドでサヤ取りをする。」

こう書くとこういう推測を口にする方が結構います。

  • オーストラリアは、英国連邦の一員だからサヤ取りもうまくいくんだな。
  • 同じ英語圏だから、値動きも周期性が出易いのかもね。
  • 歴史的・政治的にも深い関係のある国だからいいのかもね。

この結果だけを見れば、こういう推測がもっともらしく聞こえるかもしれません。でも、この組み合わせをみつけた過程はこういう理由とは全く関係ありません。

しかも・・・この組み合わせは「豪ドル×2と英ポンド×1」という倍率修正をかけたサヤ取りなのです。上記の推測では「豪ドルを2倍にする理由」は説明が出来ないでしょう。

では、一体どうやってみつけたのか。

その簡単な手順をこれからお話します。

私がサヤ取り組み合わせを探す手順

私が、サヤ取りの組み合わせをする際はこういう理由は全く考えずに行ないます。実際にやった手順はこうでした。

  • 各通貨の値動きを打ち出して「うねり=周期」をチェック。
  • 軸通貨を英ポンドに決定。
  • 米ドルから順番にサヤ場帖を作成して「周期性」の検討をする。
  • 最終的に「豪ドル×2と英ポンド×1」に決定する。

こんな感じで決めた後に、実際に公開口座での売買をしています。2008年の荒れ相場で利益を計上したのは、ずっと読んで頂いている読者の多くがご存知の通りです。

この場帳は、サヤ取り売買をしていない現在でも記入し続けています。

なんで売買をしないのに場帖記入しているの?

こう疑問に思うかもしれません。これは、将来の為にも大切です。

腕を磨き続けるためなのです。

サヤ取りは手堅い投資法です。

  • 手堅く利益を出し続けられる。
  • 大きな損をしにくい。
  • 売買技術など奥が深い。

始めたばかりの初心者でも利益は出し易い。でも、腕を磨いていけばその利益は更に大きくなっていきます。腕を磨くというのは売買だけではありません。毎日の場帳とグラフ記入の積み上げで少しづつ磨いていくものなのです。

ですので、貴方自身がもっと利益を出せるようになるためには、毎日の作業は止めてはいけないのです。

「売買を止めても場帖記入は止めてはいけない」

これは、運用技術を磨き続けるための重要な部分です。

10万円の情報商材よりも価値がある

これは、サヤ取りに限らず全ての投資法に共通の重要事項です。

サヤが崩れたときなどは、売買をしない時期が続いたりすることもあります。場合によっては、その組み合わせを止めて別の組み合わせをする事もあるでしょう。

でも、売買を止めても暫くの間は場帳記入だけは続けてください。

ここで磨きぬいた技術は一生の財産となります。

「10万円の情報商材を買うよりも価値があります。」

自信を持ってこう断言させて頂きます。

まとめ

「私がサヤ取り組み合わせを探す手順」

ここで書いている事は、サヤ取りの組み合わせ探しの時に読み直してください。その時に役立つアドバイスとなるはずです。

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