サヤ取りの組み合わせで挫折する理由

サヤ取りの組み合わせで挫折する理由

サヤ取りで挫折する人の多くがやってしまう失敗があります。サヤ取りをするときにあれこそ理由付けするのがその一つです。どういう意味かをこれからご説明します。

組み合わせに理由はいらない

「米ドルとユーロは経済的関係が深いのでサヤ取りに合いそうだ。」

「米ドルとカナダドルも似たような値動きでサヤ取りに合いそうだ」

サヤ取りの組み合わせを探すときに「理由」や「情報」から入る方が結構います。

  • 経済的理由
  • 政治的理由
  • 資源国などなんらかの通貨の特徴

これらは代表的な一例です。これが、実はサヤ取り挫折の大きな原因となることさえあります。

サヤ取り挫折の原因になってしまう理由

なぜこれが「サヤ取り挫折の原因」となるのでしょうね?

実は、こういう組み合わせは大体「サヤ取りに向かない組み合わせ」の時が多いのです。向かない組み合わせとは以下のような状況を言います。

  • サヤがあまり動かない、あるいは小さい。
  • サヤの周期が長すぎたり掴みづらい。
  • サヤの崩れが大きくリスクが大きい。

こういった組み合わせでシュミレーションしても、多分あまり良いものは出来ません。「理由」優先でサヤ取りの組み合わせをいくつ探してもなかなか良い組み合わせにはめぐり合えないでしょう。

そういう状況が続くと・・・「サヤ取り出来そうにない」・・と思ってしまいます。

良い組み合わせがみつからないのに売買を始めてしまうと更に大変な事になります。組み合わせが悪い状況で売買をすれば、利益は出にくくなります。

例えば、「サヤの動きが小さいのに崩れた時は大きい」組み合わせが実際にあります。

こういう組み合わせは、「利益は小さいのにリスクは大きい」という損をし易い典型的な組み合わせでもあります。

こういう組み合わせで売買をして損をしてしまえば・・・「サヤ取りって全然儲からないじゃん」・・となってしまいます。

この辺は充分にご注意下さい。

「理由」や「情報」でのサヤ取り組み合わせ探しはやめましょう。実際にシュミレーションを行い、自分で作業をしながら自分に合う組み合わせをみつけていきましょう。

うまくいく組み合わせは、大体何も考えずに探すとみつかります。

前にメルマガで実際に売買した組み合わせは「ゴーツーポン」と呼んでいました。これなどは、「豪と英だからなんか関係あるだろ」と考えてしまいますが、実は全く違うのです。

どうやってこの組み合わせみつけたかを次回説明します。

まとめ

「サヤ取り挫折の原因」

初期の段階で挫折してしまう方は、この辺に原因があったりします。周りに惑わされないで基本を大切に作業をしていきましょう。

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