為替決済損益を少し有利にするテクニック

為替決済損益を少し有利にするテクニック

決済時に少しでも為替の損益が有利になるテクニックをご紹介します。

決済注文を有利にするコツ

サヤ取りの決済注文を有利にするコツを以下でまとめました。

決済注文は逆張り

仕掛注文の逆ですね。

  • 上げ相場と感じたら、売りポジションの決済を先に行なってから買いポジションの決済を行ないます。
  • 下げ相場と感じたら、買いポジションの決済を先に行なってから売りポジションの決済を行ないます。

なんでこれで有利になるんだ?

そう感じるかもしれません。この場合、どちらのポジションが相場の流れに乗っているかを考えてみたらいいと思います。

例えば、上げ相場だったら流れに乗っていて利益を伸ばし易いのは「買いポジション」ですよね。だから、流れに乗れていない売りポジションを最初に決済してしまって、流れに乗っていると思われる買いポジションを後に決済するんです。

数秒の差だけど数銭〜10銭くらいは動きます。こういう利益でも積み上げていくと案外大きいものなのです。

まあ、後で覚えても大丈夫です。

ここの部分は、サヤ取りの売買をした経験がないと混乱するだけかもしれません。私も、このコツは図に何度も書いたりして考えながらやってきました。

上記のページのように⇒を書いて何度も確認してから実行しました。

成行注文厳守

注文方法は、当然成行注文で行ないます。特にこの方法で決済する時は指値注文は使わないで下さい。

これ重要です。

流れが変わってしまたりするからです。

為替相場の長短期の流れは数分〜数十分で変化しています。指値注文が成立しないと為替相場の流れが変わってしまって、凄く不利な条件で成立させないといけなくなる事にもなります。

こういうミスは全体の売買のリズムも狂わせてしまいますので、ご注意下さい。

レポートにも書いていないテクニック

ここで書いたテクニックは、サヤ取り実践開始後に読み直すようにして頂けると良いと思います。多分、売買しないと理解できない部分が多いはずです。

ちなみに、この辺の部分は「為替サヤ取り教室」にも書いていない部分です。あのレポートを書いた頃には、まだこの辺のテクニックがうまくまとめられなかったので書きませんでした。

でも、このテクニックを知らないからと言ってサヤ取りで利益が出せないということはありません。それでも利益は出していけます。大事な部分はサヤ取りの基本部分だからです。

ここで書いたテクニックはやりながら、ゆっくりと身に付けていけばいいのです。

慌てず、ゆっくりとやっていかれて下さいませ。

まとめ

「決済注文は逆張り」

「仕掛注文は順張り、決済注文は逆張り」

こう覚えておきましょう。ただ、混乱するようであれば最初の内はこれに気にせずに売買をしていきましょう。慣れてから試していただくと無理なく覚えられます。

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