為替デイトレでも使えるサヤ取りテクニック 第14回

為替デイトレでも使えるサヤ取りテクニック 第14回

為替のデイトレでも使えるサヤ取りテクニックをお話します。

上げ下げの判断基準

サヤ取り注文を有利にするためのコツを前回お話しました。以下のページに図解的にまとめてあります。

仕掛注文は順張り

この時の最初の「上げ相場」「下げ相場」の判断をどこでするのかを今回はお話します。

上げ下げの判断は、1分程度の値動きで決める

この判断は、売買注文を出す時点での為替の値動きを見ていて決めます。

「時間は1分程度で充分です」

  • 上げ気味に動いていれば「上げ相場」
  • 下げ気味に動いていれば「下げ相場」

私は、いつもこうやって判断しています。

上げ相場と判断すれば、仕掛注文は買いポジションを作成して次に売りポジションを作ります。

下げ相場と判断すれば、仕掛注文は売りポジションを作成して次に買いポジションを作ります。

そんな短時間でいいの?

そう思う方もいるかもしれません。これは、短時間じゃなきゃ駄目なのです。

流れが変わる前に注文を出すべし

為替相場の流れは、短時間で変わってしまうこともよくあります。

  • 10分間上げ相場
  • 5分下げ相場
  • 30分上げ相場

1日為替相場を見ていた方はおわかりだと思いますが、本当によく流れが変わります。上げ下げの方向性もなく揉み合いの状況もあります。この流れの中でサヤ取りの「2つの注文を有利に成立させる」ためには、短時間で判断してすぐに注文を執行するのが望ましいと思っています。

「少しでも有利になればラッキー」

これくらいの気楽な気持ちでやった方がうまくいくようです。例え、この部分がうまくいかなかったとしてもあまり気にする必要はありません。

「サヤが予定通りに動いてくれれば利益が出ます」

何度かやってみれば、うまくやれる回数も増えるはずです。

まあ、あまり神経質にならずに気楽にやってみてください。

デイトレーダーやスキャルピングで使われているテクニック

実は、このテクニックはデイトレやスキャルピングで使われているものでもあります。彼らのトレードは、「数分のトレンド」が重要です。そのトレンドを掴むためのコツを私の方で「サヤ取りで有利に売買するコツ」として応用させて頂いたのです。

ここからデイトレに走ったりしないで下さいね。

このテクニックだけでデイトレで勝てるはずはないですからね。

次回、決済注文を有利にするコツについてお話しします。

まとめ

「上げ下げの判断基準」

ちょっとした工夫で、サヤ取り売買を有利にすることができます。

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